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この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役
1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
20代に求められる働き方
若さの特権。意欲・行動力といったマインドの部分が求められます。
失敗しても上司や先輩が責任を取ってくれますので、
とにかくたくさんの経験をしましょう。
経験の浅い20代にとってビジネスシーンは
新しい挑戦ばかりですので、会社側は結果よりも成長を期待しています。
可能性のある時期なので、尻込みせず、ジャンルを絞らず、失敗を恐れずに、
できなくても『やらせてくれ』
と果敢に挑み、チャンスを積極的に取りに行く姿勢が大切です。
失敗から一つひとつ学んでいけば良い時期です。
選り好みせずに与えられた仕事に対して、
死に物狂いでがむしゃらに取り組みましょう。
理不尽だと感じたり、何の意味があるのか。
と思っても何事も経験と割り切り、吸収してやろうという気持ちで向き合いましょう。
プロを目指す時期ですので、仕事漬けの日々を送ることを優先しましょう。
また、20代は一番元気で吸収力のある時期ですので、
仕事が一人前になっていない時期に
趣味への没頭はしないほうが賢明です。
30代に求められる働き方
20代の経験を踏まえ、自分が積んでいきたいキャリアの選択の時期です。
仕事が主体だった20代とは逆に、
自分の価値観やモチベーションが上がるポイント、
組織の中でどんな立場でいたいのかなど、自分を徹底的に見直す時期です。
30歳までにプロに到達すれば、バランスよく仕事ができるようになります。
人生における6つの柱である、仕事・家庭・教養・財産・趣味・健康のバランスを
30代の10年間でおぼろげながらも取っていきましょう。
仕事をやりながら、家庭を持ち、教養も身につけ、健康に留意し、
お金を貯めつつ、趣味も始める。
そうやって6本の柱を形作っていくのが30代です。
ただし、20代同様に、一番力を傾けなければいけないのは仕事です。
30歳までにプロまで到達したら、
その後の10年間では実績を残すことを目標に仕事をしていきましょう。
- 自分はこれだけのことができる
- 自分はこんな結果を残した。
と言えるものを築くべき時期です。
これまで培ってきた人脈、プレゼン術、資料作り、働き方が自分の個性になります。
個性とは、簡単にできないこと、歯を食いしばってやることをやって
初めてにじみ出てくるものですので、悩んで苦しむ経験をしてこそ、
その人の個性が生まれてきます。
その個性を生かして仕事で結果を残すことが大切です。
40歳になった時、あちこちから、『うちへ来てくれ』
と声がかかる状況になっているのが、理想的です。
40代に求められる働き方
後進の育成と社会貢献の時期です。
社会人として完成された40代は本当の意味で人を育てることができるようになります。
部下も増え、チームのメンバーをリードする立場にもなり、
人間力やリーダーシップを問われる場面が多くなっていきます。
人間力を高めるためには、孔子の『論語』や老子の中国古典や仏教書が良いです。
論語は義を説き、仏教は利他を説いています。
中国古典も仏教も全体のために自分が何をすべきかを考える
拠り所になり、リーダーシップについて学ぶことができます。
先頭に立つ覚悟と責任を取る覚悟の2つの覚悟を持って実践し、
部下がついてくるリーダーを目指し、器を広げていきましょう。
また、選択肢が多い30代とは違い、迷いが消えて働きやすくなります。
論語では、四十にして惑わず。つまり、不惑といわれる年代で、
積み重ねた経験から自分の言動に自信が持てるようになる年代です。
組織や部下をマネジメントする機会が増え、
仕事を作り、判断や決断をし、人に働きかけて動かしていく能力が求められます。
自分のキャリアばかりを考えるのではなく、人を動かして結果につなげるためには、
後進を育てることも必要となり、全体を見渡せる広い視野が求められます。
また30代に記載した、6つの柱のそれぞれの中身を
さらに太く充実させていきましょう。
20代でプロになり、30代で一流のプロになっていれば、
40代では経験を生かして無駄なく的確に判断できるようになっています。
つまり、あまり多くの時間をかけなくても
中身の濃い仕事ができるようになってきます。
逆を言えば、
40代になってから時間も体もフルに使って、
20代・30代のような仕事のやり方をしていてはダメです。
50代に求められる働き方
財産にも恵まれ、豊かな人生を送るために、さらに充実した人生にしていく時期です。
また、大半の方は子育てが終わり、住宅ローンも支払いも
あと僅かという時期に差し掛かってきている時期です。
そのため、老後のためにお金を貯めつつ、株価を評価する際のPBRやPERなどの
基礎知識を身に付け、銘柄を選んで、1~2年
少額の投資を経験して運用してみるのもお勧めです。
目的は、退職金の運用を視野に入れつつ、
定年後、お金との上手な付き合い方を覚えるためです。
また、役職定年や定年の後のことを考え、
会社に依存しない人生を確立させていくためにも
自分の人生は自分でコントロールするという、
自立的なキャリアを形成していく時期です。
とはいっても、ゼロからスタートする必要はありません。
長年の経験で培ってきた強みや得意分野が
必ずありますので、その経験値を持ち味にして、
不足していることを付け加えて、
より体系的に理解するために、学びを活用しましょう。
自立的なキャリアを形成するためにやるべき3つのこと
①出来ることを探す
これまでの経験から『出来ること』を洗い出してみましょう。
また、どうすればそれを人のために活かせるかを考えてみましょう。
『やるべきこと』に縛られていた自分を解放するための
リハビリにもなります。
②子供の頃の夢を思い出してみる
まだ『やるべきこと』に追われていない頃のことを思い出してみましょう。
『好きなこと』は、関わっているだけで生きがいに変わります。
③漠然と興味あることに挑戦する
何事も机上の空論で実感は得られません。
本を読んだりセミナーに通ったりと少しでも学んでみましょう。
自分に向いていることが理解できるようになってきます。
役員になることが視野に入ってきている方の場合
思考力と実行力を徹底的に鍛え上げて、
40代で行う勉強をより深めていきましょう。
思考力を鍛えるには、仮説を立てる癖付けが必要です。
経営判断は答えのない中で、合理的な仮説を立てて、
判断をしていかなればならないからです。
また、実行力を鍛えるには、口にしたことは、
どんな内容でも必ず行動に移す癖付けを行うことです。
そして、思ったことは全て行いましょう。
仕事はもちろん、日常生活でもこれを実践していくことで、
実行力を鍛えることにつながります。
50代は会社員人生がそれぞれに分岐しはじめる年代ですので、
定年退職に向かう人は定年後の暮らしを意識して、資金作りをはじめ、
一方、経営層に向かっていく方は仮説を立てて思考する力に
磨きをかける学びに時間を費やしましょう。
人生の折り返し地点となる50代サラリーマンの生き方
人生100年時代において50歳はまだまだ折り返し地点です。
まだ先が長いことを知りつつもリストラは当たり前になり、お金の不安も尽きません。
また、50歳を超えてくると、親の介護が必要になったり、
突如亡くなる同級生が出てきたりと喪失感も味わうケースも出てくるなど、
この先、どうやって生きていけば良いのか不安になる人も少なくありません。
この人生の折り返し地点となる50代を
サラリーマンとしてどのように行動して生きるかで
この先、充実した楽しい人生を歩めるかが決まっていきます。
仕事が楽しい人生を送るためには?楽という漢字の意味を知っておこう
それを実現させるための道筋を今回ご紹介します。
50代サラリーマンの生き方①
手に届く夢や目標を掲げよう
若い頃のような大きな夢や目標は必要なく、手の届く範囲の夢や目標がベストです。
それを持てるようにするために、日々の思いや気づき、
自分の好きなこと、得意なこと、楽しいこと、喜びにつながることなど
自分自身が持つ資産をメモする習慣からはじめましょう。
そこに、自分自身が持つ強みや得意事を活かして
社会に役立てることは何かを見つけていきましょう。
さらに、自分らしい社会貢献できる取り組みを
ビジネスにするという発想も重ねられればベストです。
その活動から収益を得られれば、
持続性が増し、定年後の生活基盤にすることも可能になります。
このようにして、まずは書き出すことで
自分の本当の思いに気づき、自分発見のきっかけになります。
最初は漠然としていても、続けていくうちに形になり、
それが50代以降の目標になります。
その目標の実現に向け行動していくことが、まだまだ自分はできるという
自信に繋がり、人生の充実感を与えてくれます。
50代サラリーマンの生き方②
あるがままに生きよう
自分を無理に変えようとしたり、強く見せようと気負わず、力を抜いて、
あるがままに受け止めて自然体で生きるようにしましょう。
社会に揉まれていくと、他者の評価が優位になって、
自分の生きる力が封じ込められていってしまいます。
人生最悪の状況を乗り越えるための考え方、心得を習得して生きる力を高めよう
自分の嫌な部分も含めて、私は最高だ!と自分で自分を好きになりましょう。
自分を好きになり、一生懸命になれる人は他人にも真剣に向き合えます。
ゆえに、人を大切にすることで、自分を大切にすることにつながります。
50代サラリーマンの生き方③
自分のできることに集中して取り組もう
会社や地域の周りの人のために
今、自分ができることに集中して真剣に取組みましょう。
できることを1つずつ積み重ねていくことで、
無駄でなく、意味があると思え、漠然とした不安は消え去ります。
プラス思考になるコツは?ポジティブシンキングを習慣化させて不安を徐々に打ち消そう
また、それが周囲にもきちんと思いは伝わり、
新たな出会いや仕事が舞い込んでくるなど
好循環が起こり、自分の存在意義も見出せるようになります。
それができるだけの人間的な厚みがあるのが50代です。
50代サラリーマンの生き方④
新たな人間関係作りを始めよう
いくら健康でお金があっても、
家族や仲間がいなければ寂しい人生になってしまいます。
人とつながっていれば楽しみもでき、新たなチャンスも巡ってきます。
よって、これまでの社内の人間関係とは別に幸せを倍増させてくれる
人間関係作りを優先していくことが大切です。
人生の幸福度を上げる方法は?幸せ基準を見つめ直し、幸福度を高めよう!
興味があることに自分から一歩踏み出して
新しい世界に触れてみることを始め、月1回でも良いので、
定期的に会える人を増やしていきましょう。
人は、自分の能力を活かして誰かの役に立てた時に、
最も深い喜びを感じることができます。
ありのままの自分で、果たすべき役割を認識して
自己の夢や目標の実現に向けて行動することが、
いつか訪れる死の瞬間に納得して終えられる人生の成功者になれます。
夢や目標の考え方、見直し方は?理想の将来像を明確にして人生をプラスに好転させよう!
60代に求められる働き方
お金を得るための仕事は辞めて、会社組織を離れ、ボランティアなど
世の中のためになることをやっていく時期です。
また、これまで得てきた知識を使って、
加工していく力を身に付けていきましょう。
知識の加工力を鍛えるためには、定説を疑ったり、
他の可能性を考えたりすることの習慣化が必要です。
自分とは違う考え方、異論、暴論も含め、
全否定せず、部分的には賛成できるが、この部分は譲れないなどと考えることで、
思考力が高まり、人間の幅も広がり、
また、創造性や発想力も高めることにも繋がります。
また、仮に60歳で定年となるとすれば、
社会のしがらみからも解放されることになります。
それに伴って、今まで大事であった社会的地位や生産性よりも、
話の内容や人としての面白さが評価されるようになります。
そのため、早い年代の段階から、お金や地位を離れた時、
・自分は何がしたいのか
・どんな自分になりたいのか
を考えておくようにしましょう。
まとめ
今の時代は、本物が評価される時代。
言い換えればプロフェッショナルにならなければ生き残れない時代です。
プロフェッショナルとは、
その仕事に対して周りの人が喜んでお金を払ってくれる人のことです。
また、今後ますます、セルフコントロールやセルフモチベーションが
必要な時代になっていきます。
これまでの日本人の働き方は、個人の裁量ではなく、
会社がその人のキャリアを作っていく働き方でした。
現在、それぞれが専門性を発揮できる業務や
ポジションに就き、チームワークを育み、
個々の能力を活かして、協力し合っている働き方にシフトし始めてます。
この背景にあるのは、人材の流動化です。
個の力が強くなり、今の会社に残るのも、転職するのも、
独立するのも、自分本位で決められる時代になりました。
年功序列型のように、1つの会社で20年、30年と
勤め上げることだけが正しいとは限りません。
自分のキャリアを自分でデザインしていく時代に突入しています。
自分のやる気のスイッチを押してくれる人やモノを常に身近にキープし、
自分をハンドリングしやすい状況を作っておくことが、長く楽しく働くコツです。
人生は変えられる!
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