1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
仕事での行き詰まり感を解決するための5つの要素とは
足し込むのではなく、そぎ落とすことが重要です。
他社を圧倒する商品やサービスを考えて欲しいといった難題に立ち向かう時は、
機能を足して差別化など足し算で考えがちですが、
それが逆効果になるケースは少なくありません。
足し算の手法は多機能ですが、どれも中途半端といった、
全体像をぼやけさせてしまう危険性があります。
課題を解決する時は、むしろ引き算で考えたほうが良い場合も多いです。
これ以上削ることができないところまで
単純化させたシンプルなデザインや操作性で成功した
i-Phoneをイメージすると参考になります。
発想する時には単純化して洗練させることが必要です。
発想を生み出す方法
アイデアは掛け合わせて生み出す
アイデアを得るための7つのヒント
過去にひらめいた時を思い出し、
- 何時ぐらいに(ひらめいた時間)
- どこで(ひらめいた場所)
- 何をしていた時に(ひらめいた行動)
を手掛かりにして、自分のひらめきスタイルを把握しましょう。
ひらめいた時間は、朝、昼、晩をそれぞれ3つ程度に区切って把握すると良いです。
朝を例にとった場合、
- 起床から出勤まで
- 通勤時
- 昼まで
と状況で分けると区切りやすくなります。
ひらめいた場所は、自宅、会社、外出先をベースにして、
自宅であれば、キッチン、お風呂、トイレなどと細分化していきます。
ひらめく行動は、読書、散歩、食事などに細分化しましょう。
ひらめきを無駄にしないように、
ひらめきやすい状況の時は、必ずスマホを携帯し、メモを取るようにしましょう。
考えているだけでは、アイデアは生まれにくいです。
アイデアを生みやすくするお勧めは、目を使うことです。
例えば、
机周りに企画のターゲット写真を貼るなど、
アイデアの助けになるものを手元に置くことで、
常に企画立案すべきことを意識できるため、
無意識に情報収集ができ、発想しやすくなります。
重要なキーワードがあったら、類義語辞典で、似たような言葉を探したり、
連想を繰り返したりして、発想を膨らませるのも1つの方法です。
例えば、便利というキーワードが起点となって、
便利→重宝(類義語辞典より)→貴重な宝(連想)→宝石(連想)
というようなイメージです。
考えるだけでは導けないキーワードが浮かび、発想を膨らませることができます。
アイデアは、その考えが4割ほどまとまったら、
同僚と意見交換しながら、企画のたたき台を作りましょう。
頭の中のアイデアを文章にまとめると、
客観的に内容をチェックできるため、課題や対策を把握しやすくなります。
見える化することで、イメージしやすくなり、
アイデアをますます膨らませられるメリットもあります。
課題や本質は、
縦横に3マスずつ計9マスのフォーマットを作れば、整理することができます。
中央に核となるアイデアを記入し、
残り8つのマスに、関連するキーワードを書きます。
絶対に埋めなければ。というプレッシャーで自分を追い込むことで、
アイデアの限界を突き破りましょう。
紙とペンを用意して、5分や10分など制限時間を設定し、
思いついたことをすべて書き込んでいくと、アイデアが膨らみます。
コツは、考えない、手を止めない、誤字脱字を気にしないことで、
タイマーが鳴るまで書き続けます。
時間が制限されているため、書いたものが、
人には見せられない支離滅裂なものになっている
可能性はあるものの、新しいアイデアのもとになります。
また、出すべきアイデアの数値目標を設定するのも効果的です。
夢や目標の考え方、見直し方は?理想の将来像を明確にして人生をプラスに好転させよう!
100個のアイデアを出すと決めて、
1つ出すごとに、あと〇個!と意識すれば、モチベーションに繋がっていきます。
聴覚、嗅覚、味覚、視覚、触覚
の五感を使って集中力を高めることで、発想しやすくなります。
聴覚
自分なりの集中ソングと休息ソングを使い分けて、メリハリをつけましょう。
嗅覚
アロマ、特にヒノキなどの樹木の香りは、嗅覚を刺激して集中力を高めてくれます。
味覚
コーヒーはカフェインが大脳に作用し、眠気や疲労が取り除かれ、
集中力や思考力を増すことができます。
視覚・触覚
散歩すると、有酸素運動が血の巡りを良くし、右脳を刺激して活性化させることができます。
SNS中毒、スマホ依存の治し方は?ネット依存から脱し、デスクワークで活かせる7つの集中する方法
既存のネタから複数のネタをひねり出すのに使える4つの視点をご紹介します。
結合
既存のネタ同士や既存ネタと思いつきを結びつけてみましょう。
例:鉛筆+消しゴム→消しゴム付き鉛筆
省略
既存ネタから中身を削ぎ落してみましょう。
例:複数局受信できるポータブルラジオを1局だけ受信できる極小ラジオにしてしまう。
発展
特徴を強化して、独創性を際立たせてみましょう。
例:鉛筆を長さ50㎝、太さを直径3cmにして、名所旧跡のイラストを施し、
ご当地土産鉛筆にする
変形
形を変えてみましょう。
例:鉛筆の素材を合成樹脂に変えて、結ぶことのできる鉛筆にする
アイデアを膨らませるには、他人の力を借りるのも1案です。
少人数での即興のやり取りからは、新しい発想が生まれやすくなります。
ダラダラ考えずに、レスポンスの早さで勝負するので、
制限時間を設けて、短期集中でやりましょう。
大人数で1つのテーマを考える時は、
アイデアを共有するスピードがポイントになります。
挙手や討論形式は時間がかかりますので、避けましょう。
テーマやポイントについての理解を共有したら、
各自が思い浮かんだアイデアを付箋に書くと、
短時間で自由なアイデアが一斉に集まります。
書き終えたら、付箋をメンバーで輪読しましょう。
情報を短時間で共有することも可能です。
思考の技術を磨く方法
思考のマンネリ化を直す3ステップ
必死に考えてもありがちなアイデアしか出ないのは、思考のマンネリ化が原因です。
多角的な視点と様々な思考パターンを知ることで、豊かな発想力が身につきます。
A:鳥の目・蟻の目・魚の目で見る
動物はそれぞれ視野や視点が異なります。
鳥の目は客観的に眺める視点。
蟻の目は現場の目線で、目の前の課題などを判断するのに必要な視点です。
魚の目は時代の流れを把握して、周囲の同行に注意を配ることで、
トレンドの変化を素早く察知する視点です。
視点を変えれば、新たな視野が広がり、異なる解決策を発想できます。
B:顧客視点・第三者視点で見る
第1の視点:現場の立場から相手を見る視点
第2の視点:相手の立場か自分を見る視点
第3の視点:自分と相手の関係を冷静に見る視点
自分の立ち位置を変えれば、視点を切り替えることができます。
顧客や上司などの相手、その両者を離れたところから見る、客観的な立場など。
自分の視点だけで見ていると、自分勝手な思い込みになりがちです。
相手の視点になれば、自分との違いに気づきます。
さらに、客観的な立場で見直すと、独善的なアイデアになっていないか
再度チェックできます。
A:異性になったつもりで考える
男女間の思考の違いを説明する時によく用いられるのが、男脳と女脳です。
男脳:物事を仕組みとして捉え、論理的に課題を解決する傾向
女脳:状況と調和しながらコミュニケーションを図り、皆の共感を得ようとする傾向
例:パソコンの場合
男脳:機能性を重視
新機能が搭載されているし、この価格にしてはハイスペックだ。
女脳:デザイン重視
小さくて、色もデザインもかわいい。部屋の雰囲気にも合う。
これらの思考パターンの違いを意識すれば異なる視点から思考できます。
異性になったつもりで考えてみましょう。
B:自分とは逆のタイプになりきる
プロセスにおいて、アプローチの仕方は様々です。
下記はそれぞれのプロセスでのアプローチの違いをまとめたものです。
あえて自分とは反対のパターンを取ることで、異なるアイデアを導けます。
自分とは違うタイプの手法をとるのは、苦痛かもしれませんが、
発想を広げるためには必要です。
■考える
タイプA:外向型(他者と話しながら考える)
タイプB:内向型(自分1人で集中して考える)
■情報を集める
タイプA:現実型(各論や経験を積み上げる)
タイプB:直感型(全体像から把握していく)
■決断する
タイプA:思考型(客観性を大切にする)
タイプB:感情型(自分の気持ちを大切にする)
■決断後の行動
タイプA:規範型(几帳面、コツコツ努力を続ける)
タイプB:柔軟型(柔軟性があり本番に強い)
発想の幅を広げるには、様々な立場に立って思考してみることをお勧めします。
歴史上の人物の伝記を参考にしたり、尊敬する経営者の行動指針を調べたり、
憧れている上司を観察したりして、
『あの人だったらどう思うだろう』と考えてみましょう。
全く違った観点からの発想が生まれてくるかもしれません。
例えば、おもちゃのアイデアを考えるのであれば、
子供の視点に立つのはもちろん必要ですが、自分がおもちゃそのものになったつもりで
発想したりするのも有効です。
既成概念を破るためには、自分の思考の枠組みを超えることが必要です。
- 与えられた条件
- 決められた解決方法
- 設定された目標
解決策を考える際は、以下のように考えてみましょう。
- なぜ、その課題には制約があるのか?
- 別の解決手段を選んでもよいのでは?
- その目標達成にどんな意味があるのか?
- 制約を破ったら、どうなるのか?
↓抜け道、見落とし、思い違いの発見↓
- 条件は変更可能
- 新しい解決方法
- そもそも解決不要
前提、制約、条件だと思い込んでいることを疑い、
抜け道や見落とし、思い違いなどがないかを考えてみましょう。
仮に、それらが不要なものであれば、別のアイデアを導くこともできるはずです。
ビジネス感性を磨くための方法
そこで必要になるのが、
こうしたい!という自分の感性に基づく発想こそが、
似たり寄ったりの壁を打ち破るカギとなります。
その感性を磨くには、機会があれば旅することがおススメです。
旅をすることで、普通の生活では得られにくい刺激が得られるためです。
違った文化や価値観を持つ人と交流すれば、
自分の良いところや悪いところも客観視することもできます。
自分自身を客観視する方法(4行日記)
自分自身の思考を掘り起こして
視覚化する方法として4行日記が有効です。
- 今日起こった事実
- 気づき
- 気づきから得た教訓
- 明日への宣言
を1行ずつ書いてみましょう。
記録することで、自分の関心事や強み、弱みを自問自答でき、
目指したい方向性や、得意な専門性が見えてきます。
まとめ
仕事で活かせる発想力を鍛える方法は?発想トレーニングでアイデアを量産しよう!
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