この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役
1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
出世の心得5ヶ条
出世していくために必要となる心得と必要な力をコンパクトにまとめました。
日々の生活の中で意識し、人としての器を広げ、人生の成功を掴みましょう。
①人のせいにするべからず
事に失敗しても、決して他人のせいにせず、
自分にも少なからず責任があるという思考脳を持つことが大切です。
②仕事に誠実であるべし
決して利益を追求してはいけません。
良い製品を安くみんなに行き渡るように努力しましょう。
努力が実れば、お客様がそれを求めて買ってくれます。
つまり、仕事に誠実でいればその報酬として利益が戻ってきます。
有名な松下幸之助の教えです。
誠実な振る舞いは非効率なことが多いです。
しかし、効率だけを重視した扱いで、人が誠実さを感じることはありません。
稲盛和夫氏も、
事業においては徹底的に効率を追求しましたが、
人間に対しては心を尽くす誠実さを忘れてはいませんでした。
誠実な心を持って相手に接することで、周囲から好反響を得られれば、
もっと誠実な人間になろうと意欲的になります。
この好循環を作り出すことができれば、
出世はもちろん、人生も豊かにしていくことができます。
③仕事を人生の最優先事項とすべし
人生の中の長時間を仕事に費やすため、それを楽しまなければ意味がありません。
④不平不満を言うべからず
不満からは何も生まれません。どんなに理不尽なことでも、
とりあえず、現状を受け止めて、自分なりに良い成果を出すように努力しましょう。
⑤プラス思考を良しとすべし
失敗しても『勉強になった。このおかげで次からは失敗しなくなる』
と考えるようにしましょう。
どんな状況でも、前向きに仕事に打ち込む人が組織の階段を上っていけます。
※出世を妨げる行動・考え方
・会社のことより、自分磨きを優先する
・社内で頼れる仲間を作らない
・同僚、上司との付き合いを敬遠する
・連続安打より、一発ホームランを狙う。
出世に必要な5つの力
1 人を引き付ける力
- 目先の問題にとらわれず、本来あるべき姿を語れる
- 自分の周りだけでなく、会社全体や世の中のために働く気持ちがある
- 皆が諦めるような状況でも、柔軟かつポジティブに前進できる
- いくつもの修羅場を乗り越え、困難から逃げない人と認められている
2 上意下達の力
- 目的を理解し、指示された仕事を誰とどのように進めいつまでにできそうか、判断できる
- 経営層が重要だと思うことの優先順位を理解している
- 部下の能力に応じて、相手が理解し、行動できる表現で指示できる
- 部下の仕事を指示する際に、その仕事の目的や意義を理解させ、やる気を引き出せる
3 情報を集め、報告する力
- 部下と信頼関係が築け、ネガティブな報告もできる空気が作れる
- 報告する際は、主観的な意見ではなく、客観的な事実で会話できる
- 部署の状態を常に数字で把握し、グラフや図を用いて報告できる
- 経営層に報告すべきこととしなくて良いことの線引きが的確に出来る
4 社内外で連携する力
- 他のミッションを理解し、目標達成を積極的にサポートする姿勢がある
- 他の社員と積極的に話し、アンテナを拡げる努力をしている
- 相手と利害が対立する場合は現実から目を背けず、どこまでも交渉するしぶとさがある
- 守秘義務やコンプライアンスなど社外の人との連携に必要な法務の基礎知識がある
5 チームを育てる力
- 部下の仕事とプライベートの状況を把握し、問題があれば相談してもらえる関係を築ける
- 部下が起こす面倒なことは自分のコア業務だと覚悟できている
- 部下や同僚のお手本として、不器用でも新しい業務に挑戦し、勉強し続けている
- 自分がなんとなく理解していることを言葉や文字で伝えられる
※個々の力を発揮させる条件
①個を把握し合い、関係の質を上げる
個々の人の力を存分に発揮するには組織内の関係の質を高めることが必要です。
まず第1歩として、組織内で話す機会を増やすようにしましょう。
仕事、趣味など題材は何でも良いので、
会話を通じてメンバーの強みを把握し合いましょう。
②3つの方法でメンバーを巻き込む
指示待ち仕事だけに留まる人を、積極的に巻き込みましょう。
スキルやノウハウの習熟度に応じて『任せる』『一緒に進める』を使い分けましょう。
また、自分勝手に仕事を進める人は『トップダウン』で動かすようにしましょう。
管理職だけがキャリアアップの道ではない
プレーヤーとして優れていても、
組織や部署を指揮するリーダーとして不向き、という場合など
仕事ができても管理職に向かない人もいます。
『どのようにやるか』の発想は担当者レベルですが、
管理職の場合は、『何のためにやるか』を常に問いかけるの資質が必要になるからです。
管理職は自分には向かないなという方は、専門分野の知識や技術、人脈などを蓄えて、
誰もが一目置くプレーヤーとして、自分の専門を極めれば良いです。
管理職になることだけが、キャリアアップ、人生成功の道ではありません。
また、会社組織として考えた場合、
専門職と管理職のキャリアチェンジができたり、
管理職や経営者ではなく、専門職でも上を目指せる上級専門職のような
人事制度、雰囲気作りも有効です。
どんな人材でも伸び伸びと自己成長できる
環境を作ることが、会社発展にもつながっていきます。
人生は変えられる!
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