この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役
1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
相手に受け入れてもらいやすい反論の5ステップ
STEP①
相手の話を受け止めましょう。
最初に相手の話に対して理解を示しておくことで、
反論を受け入れやすくする環境を作りましょう。
STEP②
同意できる点を見つけて伝えましょう。
反論したいがぐっとこらえて、
まずは同意し、『○○は良いですね』
理解していますよという気持ちを更に伝えましょう。
STEP③
不安に思っている点を伝えましょう。
『基本的には賛成だけど、このあたりはどう?』
などと自分が言いたい意見を説明するのに必要な視点を相手に伝えましょう。
STEP④
不安点の解決策を異なる意見として伝えましょう。
ここで具体的に自分の伝えたかった意見を話します。
否定という姿勢ではなく、代替案と捕らえてもらうことが重要です。
相手が自分の話に対して真剣に考えてくれている
と思うようにしていきましょう。
STEP⑤
その解決策・代替案が妥当か確認しましょう。
最後に自分の意見が納得しているかどうかの確認をとります。
『今の案で不安な点はありますか』などと、
最後まで相手に聞きながら同意を求めつつ話を進めましょう。
社内対立は最後の手段
どんな会社も非合理的な習慣や矛盾を抱えています。
一筋縄で解決できないことが多い事情を深く考えずに
職場で安易に対立構造を作ってしまう人は
厄介者・頑固者として扱われて損します。
頑固者は譲るべきところもプライドが邪魔をして譲りません。
さらに、『理解できない相手が悪い』と他人のせいにします。
それが続くと、しまいには、
職場で浮いていき、社内での評価も下がっていってしまいます。
例えば、
・男性と女性
・部下と上司
・社員と経営者
・営業と開発
など目的や立場によって別の正論が存在するため、
視点をどこに置くかで、正論も正論でなくなり、
それぞれの正しいは異なるものです。
会社は価値観が違う人達の集合体なんだ。ということを理解した上で
意見を主張しないと単なる頑固者にしか見えなくなってしまいます。
頑固になることは、脳の老化とも関係があります。
加齢によって脳の活力が失われて、
情報処理速度が次第に遅くなることが原因です。
人がお互いを理解して、コミュニケーションを行うには、
膨大なエネルギーが必要になります。
年齢を重ねて活力が失われた脳には、
コミュニケーションの構築は負担になるため、
相互理解のための努力が面倒になります。
そのため、相手を理解することを放棄して、
自分が正しいと思う考えにしがみつくことを
繰り返し、頑固者になっていきます。
また、
年齢と共に新しい発見や出会いが少なくなるにつれて、
今の地位や立場を守りたいという思いも強くなります。
若い頃は柔軟な考えの持ち主でも、
中高年になると保守的な考えに傾きがちです。
頑固者にならないためにも、
自分がこだわっている成功体験を手放しましょう。
かつての栄光や成功は過去のものです。
それをリセットして、新たな成功体験に目を向けることが、
心を軽くして、心を若返らせるコツです。
基本的に職場ではどんなことがあってもキレたら終わりです。
たとえ正論であったとしても
チームワークを乱す存在として危険分子扱いされてしまいます。
いくら実力があり、業績を上げていても
そんなレッテルを貼られると順当に出世することは難しいです。
そのため、自分の中で正しいと思っていることでも、
一呼吸置いて、別視点で考えてみるようにしましょう。
そして、それを主張するだけの意義があるかどうかも考えましょう。
相手とすり合わせる努力を最後までして、
それでも譲れないなら、会社を辞める覚悟で主張しましょう。
会社の中で生き抜いていくためには、
そこまで深く考えて行動するなら行動したほうが良いです。
正論を振りかざすのは大きなリスクを伴いますので、
対立は最後の手段と考えましょう。
人生は変えられる!
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