1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
ビジネスリーダーに必要な力
即興による意思決定の質を高める3つの訓練方法
ビジネスリーダーの心構え5ヶ条
リーダーが心構えるべきことは、稲盛和夫氏が提唱している5ヶ条を
実践していくことで、人間的にも成長していくことができます。
【経営の神様】稲盛和夫の8つの名言・考え方を学び、仕事に取り入れよう
人としての器を広げる生き方・働き方を心がけていきましょう。
自分を磨き続けるリーダーこそが組織を永続的に発展させていくことができます。
命令で部下を動かそうとしても限界があります。
『あの人のためだったら一生懸命に働きたい』
そう部下に思われるように、
リーダーはまず人として自分を磨かなければいけません。
人として正しい価値観や倫理観を持つことが
仕事だけでなく、人生でも大きな結果を残す秘訣です。
そのために日々、心を鍛錬し、人格を高める必要があります。
人格を形成するのは下記の三徳と呼ばれているものから構成されます。
智仁勇
智・・・知恵/決断力
仁・・・思いやり/優しさ
勇・・・勇気/行動力
自分さえよければよいという人に誰も協力はしたがりません。
利他の心を持ち、それを判断基準としましょう。
人のために尽くせば相手は必ずお返しをしようと思います。
他を利することが結局は自分を利することになります。
常に明るく前向きなリーダーに部下はついていきたいと思いますし
成功する可能性も高いです。
『できます』と言う人に仕事を任せるなど
前向きな人の方が成功する確率がはるかに高いです。
それによって人生や仕事の結果に大きな差が出ます。
リーダーは部下を幸せにしないといけません。
人生の幸福度を上げる方法は?幸せ基準を見つめ直し、幸福度を高めよう!
その幸せの意味は、まず部下とその家族の生活を守ることです。
さらに、部下に夢とやりがいを与えなければいけません。
夢や目標の考え方、見直し方は?理想の将来像を明確にして人生をプラスに好転させよう!
例えば、毎月3,000万円の売り上げがある部のリーダーなら
来月は5,000万円売ろうとメンバーに声をかけましょう。
それが部の夢になります。
メンバーがそのためにどうすれば良いかと聞いてきたら
『それは皆で考えよう』と言いましょう。
そうすることで、アイデアを考えるようになります。
そうゆう部署は面白くてやりがいが出る部署になります。
新しいアイデア・発想を生み出す方法は?アイデア発想技術を身に付け、ビジネス感性を高めよう!
メンバー全員のベクトルが正しい方向に揃うと結果が最大化します。
ビジネスリーダーは思いやりと優しさの心構えが不可欠
①グローバル化
国内市場だけで生き残っていける時代ではなく
世界を相手に仕事をするように変化しています。
②産業区分の崩壊
ハードウェア業界の米アップルが音楽のコンテンツを売る例のように、
業界の垣根がなくなりつつあります。
③テクノロジーの進化
技術革新によって生活や仕事が便利になり、世の中がより効率化してきています。
上記3つの特徴からも、現代は、世界を舞台に国籍や業界を超えて
様々な人達とコミュニケーションを取らなければいけません。
それをテクノロジーが支えている時代です。
その結果、働く人々はものすごく疲弊してきています。
パソコンやスマートフォンは瞬時に世界と繋がりますが、
便利を通り越して四六時中、追い立てるように仕事をするようになりました。
このような時代変化により、癒しが必要となってきていることから、
リーダーは仕事ができるだけでなく、思いやりや優しさが求められており、
部下に関心を持って、声を掛け合い、互いに助け合うことが大切になってきています。
部下とのコミュニケーションを取る上で、
朝の表情に部下の本音が最も表れているため
毎朝見ていると変化に気づきやすいのでお勧めです。
相手から本音を引き出す方法は? 覚えておきたい会話質問テクニック
ちょっと調子が悪そうな部下には1対1で話し
しっかり成果を出すためにも、リーダーは思いやりと優しさがないといけません。
仕事で成果を上げるために心がけることとは?成果を出せる人の特徴、共通点と禁句事項
また、人は、理念やビジョンだけでは動きません。
人は何を求め、感情のツボはどこか。
どこをどのように整えたら、十分な力を発揮でき、絆が深まるのか。
というような、一人ひとりの人間を大切にする心構え、気遣いが必要です。
仕事で気遣いができる人の特徴は?優秀な人が実践している気遣いの手法を実例で解説!
こうしたリーダーになるには
人に対する興味関心やコミュニケーション力が不可欠ですので、
慈愛の心で部下やチームのメンバーに接していきましょう。
この時間を共有する機会の積み重ねにより、
部下との間に、一体感が生まれてきます。
リーダーに求められる質問力
傾聴力を高める方法・秘訣は?聞き上手になるスキルを磨き、質問力を高めよう!
人を動かす立場にあるリーダーには、
質問力を磨き、人間関係を紡むことが上手くなる必要があります。
ここでは、NGな質問のパターン例と効果的な質問のパターン例とを比較し、
どのように質問をすれば、相手との信頼関係を構築できるのかを
まとめましたので、参考にしていただき、実践していきましょう。
①相手の話を遮る質問
例:それってつまり、〇〇ということですよね?
相手の答えが終わっていないのに、
『それはこうゆうことですよね?』と一方的に結論づけて、
次の質問をしてしまうのはNGです。
こういったパターンは、
頭の良い人、頭の回転の速い人に多い傾向にあります。
理解が早いため、相手の話を最後まで聞くのが苦痛なのかもしれませんが、
通常、人は自分の話を相手に聞いてほしいものです。
話す意欲を失わせる要因にもなります。
相手の話を聞いているうちに何か思うことがあっても、
相手が話し終えるまで待ちましょう。
また、話を聞く行為は、相手をおもてなすことにも通じます。
そのため、話を聞き出すためには、時として我慢も必要です。
②自分の話に持っていく質問
例:それなら、〇〇って知ってますか?
相手が話している途中なのに、
『それなら、〇〇は知ってる?』などの質問で、
自分に話を持っていってしまう人はNGです。
自分が知っているさらに良い情報を教えてあげたいという気持ちから、
先走ってしまうのは、大人としてマナー違反です。
人が誰しも持っている、他者から認められたい。という承認欲求は、
話をきちんと聞いてもらえないと満たされません。
心当たりある方は、黙って頷く我慢も必要です。
③決めつけた質問
例:〇〇さんのお得意な料理はイタリアンなんですよね?
相手の趣味が料理で、特にイタリアンが得意だと、
事前に把握していたとします。
そこで、
『〇〇さんのお得意な料理は、イタリアンなんですよね?』と質問すると、
相手は、『はい』としか答えられず、話が終わってしまいます。
これは、イエスかノーしか答えられない、
クローズクエスチョンをしているためです。
『~ですよね?』と決めつけた質問ではなく、
『お料理が趣味だとか・・』など、
相手が自由に答えられるオープンクエスチョンで質問しましょう。
知っていても、あえて知らないふりをして
話を振ることが、会話を弾ませる秘訣です。
④否定する言葉から入る質問
例:でも、この場合は〇〇でしょうか?
相づち代わりに、
『でも』、『いや』、『そうじゃなくて』
などと、冒頭に否定語をつける人がいます。
悪気はないのかもしれないですが、
相手は意見を否定されていると感じるため、
提案してきたプランが良質だったとしても、
それを聞き出せないまま話が終わってしまうことも考えられます。
反対意見がある場合でも、
『なるほど、そうですね』と一度受け止めてから、
『自分はこう思いますが、どうでしょうか?』
などと質問するようにすることで、
会話が広がり、深めていくことができます。
⑤曖昧で漠然とした質問
例:これまでの経験について聞きたいのですが
このような質問は、あまりにも漠然としすぎているので、
相手側から質問を返して、何を聞きたいのかを探り出さなければいけません。
曖昧すぎる質問は、相手を疲れさせるため、
具体的な質問をするように心がけましょう。
①聞きにくい質問は、一般論か自分の話から
例:先日、子供の運動会があって・・・
- 結婚しているかしてないか
- 子供がいるかいないか
- 信仰している宗教
- 支持している政党
など、職場では配慮しなければいけない質問があります。
ストレートに聞くと、相手が答えづらいか、
場の雰囲気を壊してしまいそうな場合は、
一般論から入るように心がけましょう。
例えば、
『首相の発言をどう思いますか?』ではなく、
『首相はお疲れのようですね』と、話を振ってみましょう。
その反応によって、
踏み込んで質問をして良いのかどうかを判断することができます。
また、自分の話を打ち明けるのも良い方法です。
『子供はいるの?』ではなく、
『先日、子供の運動会があって・・』と自分の話をしてみて、
『私も同じでした』などと話に乗ってくるようであれば、
お子さんがいるという状況がわかります。
関心を示さないようであれば、
その話題は切り上げてしまったほうが良いです。
セクハラ、パワハラ、マタハラなど、
ハラスメントが騒がれている昨今ですので、
直球の質問は避けるように配慮しましょう。
②相手が使った言葉を使う質問
例:最近、腰痛がひどくて・・・
腰痛がひどいんですか。大変ですね。病院は行ったんですか?
他人の意見や感情に寄り添う共感を、
簡単に示すことができる方法は、オウム返しです。
相手の言葉を反復するか、言い換えて使う手法です。
例えば、相手が
『最近、腰痛がひどくて・・』と言ったとします。
そこで、『腰痛ですか、大変ですね』と反復したり、
『腰が痛いんですね。病院は行ったんですか?』
と言い換えたりして、相手が使った言葉を自分も使うことで、
私の話をきちんと聞いてくれているという好印象を与えることができます。
③ほめる言葉を挟んだ質問
例:そのネクタイ、素敵ですね。どこで買ったんですか?
例えば、
取引先の男性がオシャレなネクタイをしていた場合、
『そのネクタイ、素敵ですね。私もその柄が好きなのですが、どこで買ったんですか?』
というように、
『相手をほめる言葉』+『個人の主観』で質問をすることで、
相手に好印象を与え、会話も弾ませることができます。
ほめることが苦手な方もいますが、
相手を褒めることに慣れ、褒め上手になりましょう。
④前回の会話を踏まえた質問
例:この前、水泳大会に出ると言ってましたよね。どうでした?
会うのが2~3回目になると、話のネタが尽きて、
『今日は寒いですね』などの当たり障りのない話題しか
なくなることがありますが、これでは会話は弾みません。
ここで抜群に威力を発揮するのが、
前回会った時の会話内容を覚えておき、
その話題を振ることで、会話を広げていくことができます。
サーバントリーダーを目指そう
リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後、相手を導くもの。
という新しいリーダー像です。
ビジネスが複雑化し、進むべき方向も予測しにくくなっている現在において
リーダーが一方的に命令を出し、
それに服従するピラミッド型組織における支配型リーダーシップで
カリスマ的な能力だけで生き抜いていくのは難しい時代です。
刻々と変化するビジネスの動きを現場に携わる社員1人ひとりが
敏感に察知して、様々な策を打っていく必要があります。
ワークライフバランスが重視される昨今において、
若い世代に支持されるのは、プライベートも大切にしながら、
効率的に仕事をこなすスマートな働き方です。
【年代別】20代・30代・40代・50代・60代で仕事に求められる働き方
そのような状況下では、ビジョンの共有や、権限委譲など、
組織の中から知恵を生み出し、学習する組織を作れる社員を支える
サーバントリーダーが必要で、
社員が働きやすいようにサーブ(奉仕)するのが役目です。
部下を単なる道具と見るリーダーは傾聴などできません。
使い勝手の良い道具(優秀な部下)以外の話など聴く必要もない。と考えるからです。
一方でサーバントリーダーは自分が支えるべき一緒に戦う仲間と考えます。
こうした姿勢が、その他の特徴である、共感、癒し、納得などに繋がってきます。
あの人のためなら一肌脱ごう。と思ってもらえる人です。
普段から人助けに力を注ぎ、他人のために一生懸命になれる人。
仕事であれば、
『それ手伝いますよ』
『それならこのやり方をすればもっと効率が上がりますよ』
という程度の小さな関わりを積み重ねて、
日頃から、相手のために何かをしたい
という気持ちを言動で示すことのできる人です。
そんな人は、権力で人を動かすのではなく、
大義や人格を評価した周囲が、自発的に動いてくれます。
周りが動く判断基準は指示・命令や損得勘定以外のもの、
つまり、何かをしてもらったら、お返ししたくなるという心理が働いています。
特に、ありがたい、楽しい、気持ちがいいといった、
精神的なプラスを相手に提供できている場合は、
相手もお返ししたいという気持ちが強くなります。
普段から奉仕する心を持って、人と接していると、
自然と巻き込み力がアップしていきます。
人を巻き込むのが上手い人特徴は?周囲の協力を得る巻き込み力を磨いて大きな成果を出そう!
『機会があれば協力したい』と思ってくれている人が、
周りにいればいるほど、大きな仕事をする時にものをいいます。
傾聴力を高める方法・秘訣は?聞き上手になるスキルを磨き、質問力を高めよう!
③癒し
相手の心の傷を癒し、本来の力を取り戻させます。
④気づき
敏感な知覚を使って、物事をありのままに見ます。
⑤納得
権限を使って服従を強要せずに相手の納得を促せます。
⑥概念化
共有できるビジョンや目標、大きな夢を持ち、
それを相手に伝えることができます。
周囲を支え、勇気づけ、やる気にさせながら、
それらを達成していくことを重視します。
夢や目標の考え方、見直し方は?理想の将来像を明確にして人生をプラスに好転させよう!
⑧執事役
自分の利益よりも、相手の利益を考えて行動できます。
他者への貢献に見返りを求めず、無条件にお互いをサポートできる環境を
自らの行動からも作り上げていきます。
世の中に貢献している実感を持てば、社員は誇りを持って仕事ができます。
結果、生産性が上がり、さらに世の中に役立てます。
この好循環を、決断と戦略を持って作り出すことが大切です。
人を幸せにする仕事がリーダーの役目です。
人生の幸福度を上げる方法は?幸せ基準を見つめ直し、幸福度を高めよう!
⑨人々の成長に係わる
仲間の成長を促すことに深く係わっています。
部下を第一に物事を考えることができることがリーダーとして大切です。
仕事でのスランプ・伸び悩みの克服には、成長に必要な5つの資質の理解が必要
相手を支配するのではなく、尊重することで、お互いの協力関係を結びます。
メンバーが持つそれぞれの力を引き出せるように、
周囲をうまく巻き込みながら仕事をします。
そして、その力をしっかり評価します。
日々変化の激しい世の中において
理想的なリーダー像も変化してきています。
今リーダーとして活躍されている方は
新しいリーダーの在り方、考え方を取り入れて活躍の幅を広げていきましょう。
最強のチームを作る秘訣とは?
ビジネスリーダーが直面する典型的な葛藤
0 件のコメント:
コメントを投稿