売れる商品はどうやって作る?消費者の心を掴む商品アイデア発想法

2020年9月26日

リーダーシップ術

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売れる商品を世に出す イメージ



この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで



売れる商品を世に出すためには


すべての人が仕事を好きだという思い込みは
してはいけません。

仕事そのものが大好きというよりは、
その仕事のおかげで
『人に喜んでもらえる』
『評価・お金・栄誉がもらえる』
『自分の可能性を広げられる』
『自分が楽しい』

という要素が欲しいからこそ、
モチベーション高く仕事に打ち込むことができます。



自分たちもお客さんも楽しむことができ、
そして面白がれることを、しっかり真面目に考えることが大切です。

例えば、
メーカーとしての仕事であれば、
『お客さんは何を嬉しいと思うか』
を一生懸命考えて、具体化することが必要です。

うれしいと思ってくれて、
多くの支持を得た商品ほどよく売れます。

皆でうれしくなる無限の循環を作る
というようなビジネスモデルを作ることが
価値ある製品を生み出します。

また、激動の社会において
買い手の消費の変化も読み取る必要性が出てきています。

リモートワークにより、
勤務以外の自由時間が増えていますので、
当然、増えた時間を有効に使いたいという心理が働きます。

その環境下での傾向として
まず1つ目のキーワードが、『自由時間・余暇』です。

業種問わず、提供する商品、サービスで
このキーワードを無視することはできなくなっていきます。

2つ目のキーワードが、『家族』です。

外出せずに楽しく過ごす方法を皆が工夫するような流れから、
家族内で実質的に消費の決定権を持っている奥さんや子供たちに
ターゲットを絞った企画を行うことが有効です。

例えば、コロナ禍に外出自粛期間中に、
お菓子作りやパン作りを楽しむことがブームとあり、
スーパーなどで小麦粉やバターが品切れ状態になるケースがあったように、

時間的に余裕ができた分、食が家族内で関心が向いた一例を参考に
企画を考えてみてはいかがでしょうか。

他にも、余った時間を利用して、家の中の整理や模様替えに
関心が向くようになり、それに関連する商品を提供する企業の業績は好調です。

企画は準備段階から成功する企画なんてものはありません。
企画は実現して初めて成功だったかどうかが分かるものです。

成功する企画を生み出すためには、
1つでも多くの企画を世に出すことが最短ルートです。

そのため、企画は失敗が前提ですので、
失敗を恐れることなく、たとえ失敗だったとしても
最後までやりきって次に活かすことで、成功の確率が高まっていきます。



そして、最後までやりきるには、
とにかく周りを巻き込んでいくことがポイントです。

真似されたり、否定されたりされることを懸念して、
周りに自分の企画を話さず、自分一人で抱え込んだ企画は、
ほとんど中途でとん挫します。

企画の良さというものは大抵人に伝わりませんので、
それを実現に持っていこうと思うのであれば、
どんどん周りに発信・共有していくことが企画をやりきるための第一歩です。

他人からさらに良くするためのヒントが得られたり、
評価されたりすることにより自信がつき、その企画を実現させる原動力となります。

3つ目のキーワードが
『独自性・自立型消費』です。

アフターコロナ社会においては、
消費の価値観が大きく変化し始めてきています。

1つ目と2つ目のキーワードとも関連しますが、
生活のある面において
余裕時間を使って独自性を求めるようになってきています。

単に出来上がったものを買うのではなく、
自ら組み立てて作るという楽しみが加わった
独自性、自立型の消費の割合も今後増加していく傾向にあるため、

単に画一的な品を揃えるのではなく、
その地域の変化に合った売り手の工夫が求められてきます。


また、顧客データを直接収集できるD2Cや、
利用者に継続的に課金するサブスクリプションモデルは
今の時代にあったビジネス戦略ですので、

これらの要素を自社のビジネスモデルに取り込んで、
試行錯誤することで、
これからの時代、躍進できる要素を高めることが出来ます。


商品を売るための売れる色の決め方

商品を売るための売れる色の決め方


買い手のモノを買う基準は雰囲気や味わいであったり、

精神的な満足感に変わってきています。


また、商品自体がアートであり、癒しであることを

人々が無意識的に求めています。


買い手の無意識をマーケティングの対象とした時に、

一番早く強く深く訴求できるのは『色』です。


人は、色によって心身の調整を司る本能を持っています。

例えば、赤は、

元気を与える効果があるため、野心的な人は、赤に惹かれます。

緑は、安らぎを与える効果があるため、穏やかな人は、緑を求めます。


そのため、野心的な人に緑を、穏やかな人に赤を

それぞれ買い手に訴えても、心に響きません。


この色は、こうゆう意味を表すという

色相ごとの特徴を知ることは、人を惹きつけたり、

モノを売ったりするためのスキルになります。


モノを買う場合、ほとんどの買い手は自分の好きな色しか見ません。

好きな色は、精神的、肉体的、環境的な条件によって変わります。


そのため、売り手は、ターゲットが

どうゆう条件でどんな色を求めるのかを知っておく必要があります。

そのためには、商品のコンセプトを1色で表すようにすることが必要です。


しかし、単調な色合いになっては、

かえって買い手を惹き付ける力が弱くなります。


安心したいけど、ドキドキもしたいなど

複数の感情が重なるのが人間の心理です。


色相やトーンを同系にしつつ、明度や面積でメリハリをつけて、

バランスのよい配色にするのが、売れる色の法則です。


バランスが整った配色を簡単に作る方法は、

自然界の色を真似て配色するのがおススメです。


自然の織り成す美しさに感動したら、その場面を写真に撮りましょう。

グラデーションの濃淡や面積比など配色する上での参考資料になります。


商品を売るために必要な色相一覧


赤色の効果

アドレナリンの分泌が促され、心と体に活力がみなぎります。


赤を買いたい人の特徴

負けず嫌いの頑張り屋で、困難に立ち向かいたい人が好みます。


ピンク

ピンク色の効果

女性ホルモンの分泌が促され、若々しい体、美しい肌になります。

またイライラを抑えます。


ピンクを買いたい人の特徴

幸せな人、甘えたい人、若く美しくありたい人が好みます。


ベージュ

ベージュ色の効果

筋肉の緊張がほぐれ、全身がリラックスし、心が穏やかになります。


ベージュを買いたい人の特徴

家庭的な人、平和に過ごしたい人が好みます。


茶色の効果

心身が落ち着き、溜まった不満が解消されます。


茶色を買いたい人の特徴

落ち着きや大人っぽさ、グレード感を重視する人が好みます。


オレンジ

オレンジ色の効果

腸など下腹部の調子が整います。心が明るく元気になり、

人と交流する力がみなぎります。


オレンジ色を買いたい人の特徴

積極的で明るいチャレンジャーが好みます。


黄色の効果

胃の働きが良くなります。頭が冴えて、感受性が豊かになり、

前向きな心を取り戻すことができます。


黄色を買いたい人の特徴

率直な人、個性を重んじる人、子供っぽい人が好みます。


緑色の効果

体の調子が最良のバランスになり、気分も安定します。


緑色を買いたい人の特徴

穏やかでおっとりした人が好みます。


青色の効果

血圧が下がり、左脳と右脳がバランスよく活性化され、

仕事に集中できるようになります。


青色を買いたい人の特徴

真面目で控えめ、理知的な人が好みます。


紫色の効果

傷ついた細胞が修復され、繊細で感受性の強い人のストレスが解消されます。


紫色を買いたい人の特徴

個性的でありたい人、尊敬されたい人が好みます。


白色の効果

体が軽く感じられ、意識がはっきりして、

呼吸がしやすくなり、心身が浄化されます。


白色を買いたい人の特徴

スカッとしたい人、新しい何かを始めたい人が好みます。


グレー

グレー色の効果

様々な不安を抱えている人の心がなだめられます。


グレーを買いたい人の特徴

無気力な人、希望を見失っている人が好みます。


黒色の効果

強い不安や心配を抱え、事態が好転するのを待っている人の

心が癒められます。


黒を買いたい人の特徴

プレッシャーと戦っている人が好みます。


銀色の効果

高ぶった神経が静まり、涼を感じて体はクールダウンし、

良い判断力が得られます。


銀色を買いたい人の特徴

繊細かつ強い精神力の持ち主が好みます。


金色の効果

体が元気になり、心が幸福感で包まれます。

うつ状態から脱しやすくなります。


金色を買いたい人の特徴

成功、若さ、バイタリティー充足感を求める人が好みます。


消費者の心を掴むモノづくりの掟

消費者の心を掴むモノづくりの掟


戦後の消費社会は3段階のフェーズに
分けられます。

第1のフェーズは、メーカーによる合理化です。

モノ不足の時代、
メーカーはモノ作りのイノベーションにより、
合理化を進めて、大量生産を可能にしました。

第2のフェーズは、流通による合理化です。

スーパーマーケットなど、
モノを消費者に届ける流通段階で、イノベーションが起きて、
大量の商品が高効率・低コストで販売される仕組みが構築されました。

そして第3のフェーズが、消費者による合理化です。

消費者がメーカーや流通の都合に合わせるのではなく、
各自が生活スタイルを創造し、
それに合わせてモノや流通を選ぶようになってきています。

コロナ禍の状況も相まって、第3フェーズが本格化してきます。

この新しい消費に対応するためには、

シンプルで、カッコ良く、ユーザーが真に使いたいと思うモノや

サービスを作ることが大切です。


高品質だけどオーバースペックで、

自己満足の押し付けになってしまっている

商品・サービスで世の中はあふれています。


モノの存在意義は、ユーザーに使ってもらってこそ。

使われなければ価値はありません。


売り手に求められるのは、

  • どうすればお客さんが満足してくれるか
  • お客さんの不満をいかに解消するか

と、お客さんの立場で考え続ける目的意識や問題意識を高く持つことです。


ユーザーが本当に使ってくれるかどうかは、

事前アンケートやマーケティング調査、ビッグデータ、AIでもなく、

お客さんの立場で考え、その心理を読み、一歩先の未来の光景を

思い描く人間の仮説力が問われるようになります。


最初から完成品を作り上げようとはせず、

まずはβ版を世に出し、ユーザーに使ってもらいながら、

その反応を基に、猛スピードで改善していくやり方が

今の時代には合っています。


また、自分達が作ろうとしているものやサービスの強みを絞込み、

その1点を徹底的に磨き上げることが必要です。


良いものを作りたいという思いが強いほど、

欲張りになり、アレもコレもと、付け足したくなるものですが、

その気持ちをぐっと抑えて、たった1つの特長を最大化させることが、

ユーザーの心をつかむ唯一の手段です。


何か1つ、際立った特徴がある商品は、人に伝えたくなります。


強い商品を生み出すためには

『これしかできない、でもそれがめちゃくちゃすごい』

といった、単機能なものを目指すぐらいでちょうど良いです。


まとめ

・皆でうれしくなる無限の循環を作るビジネスモデルを作ることが価値ある製品を生み出す

・売れる商品を生み出すキーワード:『自由時間・余暇』・『家族』・『独自性・自立型消費』

・人を惹きつけたり、モノを売るためには、色相ごとの特徴を知る

・シンプルで、カッコ良く、ユーザーが真に使いたいと思うモノやサービスを作る

・お客さんの立場で考え続ける目的意識や問題意識を高く持つ

・まずはβ版を世に出し、ユーザーに使ってもらいながら、その反応を基に、猛スピードで改善していく

・たった1つの特長を最大化させる

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