1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
不本意な異動は成長の機会に変えよう
異動は期待されている証拠
- 会社のビジネスモデルを体感し、理解してもらうこと
- 各部署でよりレベルの高い問題解決をしてもらうこと
【異動したくない・リストラされたくない人必見】置き換えが不可能な人材を目指そう
不況の時代にビジネスパーソンが抱える不安は
『もし、会社をリストラされたら、異動させられたらどうしよう・・・』
という、今いる場所から放りだされてしまう恐怖です。
そのような不安を軽減するための解決策をご紹介します。
この備えがあれば、この先不況が続いても安心・安全です。
人事異動の時期になると、様々な人が入れ替わります。
そんな中で、長年、同じ部署にいて動かない古株がどこの企業にもいます。
あなたの部署に、比較的長くいる人を思い浮かべてみてください。
その人は部署で一番優秀な人材とは限りません。
優秀な人は、上層部の引きも多く、栄転するからです。
だとすると、部署で一番好かれている存在かといえば、必ずしも当てはまりません。
上司は数年経てば異動しますので、その上司に好かれていれば、
一緒に引っ張られて異動する可能性が高いからです。
異動しない動かない人というのは、
上司や人事部門から見て、
- 異動させたくてもできない
- リストラしたくてもできない
という人です。
それではその条件は何かを深堀りしていくと、人事部がどうしても動かせないのは、
- 置き換えのできない仕事をしている人
つまり、面倒な仕事をしている人です。
リストラを行う際、企業は育成コストの安い人から切っていきます。
このコストは、人件費と時間の両方を指します。
非正規社員が真っ先に切られるのはそれが理由です。
雇用の調整弁としての非正規社員には、企業はもともと単純作業しか与えていません。
しかし、中には正規社員と同等か、それ以上に面倒な仕事を任されている人もいます。
その場合、50人の非正規社員がいれば、全員を一斉に切るわけではなく、
面倒な仕事をしている人は残されます。
具体的に、面倒な仕事、育成コストの高い仕事を行っているのは、
どのような人かというと
社内外で太い人脈パイプを持っていて、調整できる、顔が利く人です。
そのような力がある人は、一朝一夕では築けず、
会社がその人を切ってしまうと、
そのパイプごと切れてしまうので、切ることができません。
これは内勤の仕事にも当てはまります。
社内調整は意外と面倒なため、
それができる太いパイプを持っている人は、やはり会社に残ります。
日本の企業は、利益の多くをお客さんとの長期的な関係の上に構築しているため、
そうした人間関係作りができる人を活用し、
長期的にパフォーマンスを上げていくことを目指しているからです。
また、単純作業をするルーチンワーカーは
代わりがいくらでもいるため、会社には切られやすいですが、
会社を動向を左右するマニュアルを作れる仕事ができる人は、
面倒な仕事のため、会社に重宝されあなたを放り出すようなことはさせません。
例えば、あなたの部署の棚に、皆で使用している資料が乱雑に並んでいるとします。
全員が探すたびに苦労していて非効率な状況下で、
データやノウハウを整理して、もっと使いやすくしようと、
皆に呼びかけ、実際にマニュアルを作り上げる仕事ができる人は強いです。
このような仕事ができるようになるためには、
日々、問題意識を持って、仮説と検証を繰り返し、改善していく力が必要です。
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その際、メンバーに対して明確なビジョンを示し、ついてこさせる力量もいります。
時には、『なぜ、こんなことをしなければいけないのか』
とメンバーから反感を買ったり、強い抵抗に遭うこともあります。
そうゆう人達を説得して動いてもらわなくてはいけません。
場合によっては、先行して自身でマニュアルを作り、
その効用を証明しながら説得することも必要です。
つまり、マニュアル作りの仕事は、周りの人から最初は必要性が認められていないものを、
最終的に価値あるものだったと認識させることですので、
強力なリーダーシップと説得力、エネルギーがなければできません。
会社や上司が仕事の成果を結果主義で判断するなら、
どうしても短期で目に見える結果を出そうとしがちですが、
長期的に見れば、あるいは、転職する際には、
マニュアル作りをしてきた人材かどうかはおのずと明らかになります。
今の会社は上司が結果でしか評価しない場合でも決して腐ってはいけません。
どこにも異動させられない人材になるためにも、プロセスを重視して
使えるマニュアルが作れる逸材になることを目指していきましょう。
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