この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役
1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
会議で意見を求めた時、真面目すぎる人は、
教科書に載っているような模範解答を返してくることが多いです。
学校の授業なら先生に褒められるシーンですが、
仕事では模範解答は全く参考になりません。
求められているものがアイディアや改善案であれば、
なおさら意味がありません。
当たり障りのないアイディアは議論の余地がないからです。
そのような場で必要なのは、
常識外れであっても可能性を感じさせる発言です。
受験戦争を勝ち抜いた高学歴の人に多いとされる、
『真面目に頑張れば必ず報われる』と考えるのは危険です。
ルールが決まっている中での競争であれば
『真面目さ』は強力な武器になりますが、
仕事の場合、いつ、どこでルールが一変するか分かりません。
ビジネスでは時に、裏をかいたり、相手を出しぬいたりすることも必要です。
優秀な人は、強引とも思える手段で成果を出します。
そのため厳しい競争の中で勝ち残っていくには、真面目すぎることは弱点になります。
真面目すぎる人は、決められたルールの中では、
力を発揮することができるので、ある程度までは成果を出したり、出世も可能です。
その一方で、少々理不尽な要求に対しても、
『承知しました』と答えるイエスマンになりやすいです。
そうなると、自分の意見を主張しないことから、責任感がないとみなされてしまいます。
そんな人は、トラブルになった時、『言われた通りにやっただけですから』
と責任回避の発言をしたりもします。
ビジネススクールに通ったり、資格取得に精を出す勉強熱心な人は、
『憧れ』だけで行動していないかを自問自答したほうが良いです。
優れた経営者や優秀な社員の多くは、必死に走りながら、
悩みと決断の繰り返しで知識や経験を積んで成果を出します。
もちろん、その中で勉強もしてますが、決して勉強から始めるわけではありません。
また真面目人間は、本人はそんなつもりがなくても、
周囲からすれば人間味が感じられなかったりもします。
仕事は人と人が関わる以上、利害関係では動きません。
そこには、親しみや信頼といった相手に対する感情が働きます。
そういう意味では、真面目すぎて面白くないと評されると損をします。
恋愛を例に置き換えれば、それがはっきりわかります。
退屈でサプライズがない人は、モテません。
少しいい加減でも魅力的な人になびいていきます。
恋愛でも最低限のモラルが必要なので、
真面目さは必須ですが、度がすぎると敬遠されてしまいます。
自分が真面目すぎる人かもしれないと思ったら、
自分の枠から少し飛び出して、自分の気持ちを素直に表現してみましょう。
周囲に合わせてばかりいると、自分で考えることができなくなってしまいます。
出来る限り周囲とは異なる意見、異なる発想を持つことを意識し
発言してみることで個性が際立っていきます。
周囲から反感を買うこともあるかもしれませんが、
そういった経験をすることも人として成長していくためには必要です。
それができれば、周囲から真面目すぎるとは思われなくなっていきます。
まとめ
・常識外れであっても可能性を感じさせる発言をしよう
・自分の枠から少し飛び出して、自分の気持ちを素直に表現してみよう
人生は変えられる!
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