1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
仕事で成果を上げるために『どうせ『を禁句にする
成果につながる相対評価思考
時間管理を制し、要領良く成果を上げる奥義
『80対20の法則』
という法則を聞いたことがある方は多いと思います。
- 売上の80%は、売れ筋上位20%の商品が稼いでいる
- 成果の80%は作業時間の20%で達成している
といった具合の法則です。
この法則は、提唱したイタリアの経済学者にちなんで、
パレートの法則とも呼ばれますが、この法則は、経営戦略において、
効率性の偏在を示す指標として用いられており、
効率の良い部門に重点投資して、
効率が悪い部門は、育成または撤退を検討する目安になっています。
一言で言えば、選択と集中です。
それなら、成果を生む20%の作業時間を増やして、
もっと結果を出せば良いと思いがちですが、実は、そう簡単にはいきません。
成果に直接結びつく企画アイデアを例にすると分かりやすいです。
最初の1時間で5つのアイデアが浮かんだとします。
次の1時間は、3つがせいぜいです。その次の1時間は2つ浮かべば上出来。
といった具合に、時間の経過と共に、徐々に成果は下がっていきます。
このように、人員や設備を投じても、見合った利益が得られず、
追加コストが負担になってしまうという法則を、
収穫逓減の法則と呼び、仕事時間と成果との関係にも成り立ちます。
もう1つ難しい理由として、
経営戦略では、売れない商品を切り捨てたり、利益を直接的に生まない経理部門などの
作業をアウトソーシングするという手が打てますが、
現場サイドでは、直接成果に結びつかない仕事だからといって
一切やらないというわけにはいきません。
上司であれば、部下の査定など、外注しようのない仕事などがついて回ります。
そのため、成果につながらない無駄な仕事は
切り捨てればよいという考えは非現実的です。
それでは、要領良く成果を上げるにはどのようにしたら良いのか、ですが、
解決策の1つとして挙げられるのが、マルチタスクです。
生産性が下がった状態で、ダラダラと仕事を続けても成果が下がる一方です。
煮詰まったなと思ったら、他の仕事にスイッチしましょう。
案件1のアイデアが浮かばなくなったら、案件2のアイデアを考えてみる。
と言った具合です。
早いタイミングで切り替えて、成果につながる密度の濃い仕事時間を
確保して、複数のプロジェクトを同時平行で進める手法を取り入れていきましょう。
また、仕事は大きく2種類に分かれます。
1つは、日報、電話応対、経費の精算等付加価値の低いルーチンワーク。
時間をかければ、作業は進みます。
もう1つは、
新規開拓営業やデータ分析・企画など、付加価値の高い企画提案型の仕事。
このような仕事は、いくら時間をかけても
形にならなければ、評価に値しないとみなされかねません。
このまま続けてもモノにするのには難しそうだと感じたら、
即撤退して、モノになりそうな目標を探す見極め力が欠かせません。
仕事の優先順位の決め方は?優先順位と劣後順位を明確にして、すべきでないことを見極める力をつけよう
他の手法として、企画提案型の仕事が煮詰まったら、
ルーチンワークを入れて気分転換を図るなど、
仕事の性質を生かして、戦略的に仕事配分ができれば、
同じ仕事時間で、より大きな成果を生み出せるようにすることができます。
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