この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役
1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
①お客への感謝の心
お客がいるから私達の事業が成り立ちます。
お客への感謝の心と満足度向上は
全社員の基本哲学として共有することが大切です。
それにはリーダーが常に言い続け
皆に本気だと思ってもらうことが必要です。
仕事で道を切り開いていけるエリートの共通点は本気であることです。
社会的問題を見て見ぬふりできない使命感が強く
やり抜く力に長けています。
そのため、周囲が思わず応援したくなるような求心力も兼ね備えており
エリート集団で培われた人脈もあります。
社会を変えるためには、行政や企業を共感させるような説得力が必要で
また、やりきる志が必要です。
思いとスキルは掛け算でどちらが100でも
もう1つが0では意味がありません。
熱意と実際の経営をうまく結びつけて語ることができる
能力に長けたリーダーこそ社会を変革できます。
②現場原点主義
事業の原点は、お客と接点を持つ現場にあります。
そのため、本社の人間、特に経営層は自ら現場に足を運ぶことが重要です。
現場に行く時は数名に留め、大名行列にしないことが肝心。
また、現場の本音を聞き繋がりを作るために行う懇親会は
重要な役割を果たします。
ただ、費用が高いと人数を絞りこまないといけないため、本末転倒です。
そのため、デリバリーなど、簡素な懇親会とし
派遣社員なども含めた多くの人と
交流を深められるようにする方法がベストです。
③衆知の結集
1人の知恵と力は限られています。
多くの人間がいろいろな角度から考えることが思考を深めることにつながります。
その環境を作ることで多くの人が意見を言う機会が増え
各人の当事者意識が芽生えていきます。
④結束
共通の目標に向かって結束してこそ知恵や力が集まります。
結束のためのかじ取りと推進が経営者、リーダーの役割です。
方向を指し示し、意思と情報共有を徹底させ、職場環境にも目を向け
結束しやすい土壌を作り上げることが大切です。
⑤情報共有の重要性
情報を共有すると皆が1人称で行動してくれます。
仕事の成功の3分の1は情報共有にあると言っても過言ではありません。
⑥運命共同体
各人が、その会社、その職場にいるのは
いろいろなめぐり合わせの結果。まさに運命です。
職場は最も典型的な運命共同体の場です。
そう考えた時に、結束の基盤ができ
お互いを理解しようという心が生まれます。
相手の立場を尊重し感謝の心や他人を思いやる心を持つことが
現場を明るく温かいものにします。
⑦明るく元気な活力
事業の成功には素晴らしい戦略・戦術が必要です。
ただ、どんなにそれがあっても
明るく元気で活力のある職場がなければそれを実行できません。
仕事は厳しいことが多いですが
皆が努力すれば、明るい職場になります。
社員は生活の大半の時間を職場で過ごすため
明るく元気に仕事ができる環境を整えることは経営者の責務です。
経営者、リーダーは『明るく元気にいこう』
と毎日言い続けることが大切です。
そうすると、自然と明るく元気なムードが醸成され
夢、希望、行動力が生まれていきます。
⑧実行こそ重要
企画は重要ですが、実行が伴わなければ
何の成果にも結びつきません。
実行に当たってはプラトー現象に注意が必要です。
この現象はスタート時は右肩上がりで効果が出ますが
ある段階で努力をしても成長が止まる時期が続きます。
それでも粘り強く努力を続けると再び向上するという現象です。
この現象は勉強、スポーツなどどんな分野でも存在します。
会社の業績も同じです。
成長が鈍化しても粘り強く努力していると、ある時、一気に上にいけます。
⑨PDCAの徹底
Plan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Action(改善)
のサイクルをしっかり回すことが大切です。
うまくいかない場合、早く立て直すには、施策を作った人が
現場に行って状況を把握することが必要です。
⑩イノベーションの発揮
企業が新たな成長を目指すためには
様々なレベルでお客の期待を上回る必要があります。
それにはイノベーションによるプレークスルーが重要です。
といっても高度な技術ばかりが必要なわけではありません。
お客視点で技術を効果的に組み合わせることによって
状況や環境が変わった時に
お客の期待を上回るサービスを生むこともあります。
イノベーションとは技術の進歩ではありません。
お客がどれだけそれを評価してくれるか。
お客の満足度を上げることを考えて
いろいろな技術を組み合わせサービスを出していくことが重要です。
お客が基点にあってのサービス・イノベーションであることを認識しましょう。
⑪先手を打つ
状況は常に変化しています。
それに対応することは重要ですが、
起きたことに対処しているうちは、主導権を握れません。
成果を掴むためにはリスクをとって自ら仕掛ける必要があります。
不利な状況を打破するにはどうしたらよいか。
有利な状況に甘んじず、さらに先を行くにはどうすべきか。
というように
常に次を考え、局面を打開し続けていくことが必要です。
かつて市場が拡大していた時はパイを分け合うことができました。
しかし縮小する市場にあっては、限られたパイの奪い合いになります。
後れを取った者に分け前は、ありません。
これまで通りやっていれば
これからも何とかなるはずと思っているのであれば
まずその幻想を捨て去ることから始めましょう。
人生は変えられる!
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