1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
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外国人相手にビジネスを行う際、異文化を理解するために
押さえておきたい3つのアプローチをご紹介します。
1 ソクラテス型と孔子型
コミュニケーションのスタイルは大きく2種類に分かれます。
ソクラテス型
(フランス・イタリア・オーストラリア・カナダ・ブラジル・米国など)
ソクラテスと弟子との問答のように、
双方向の意見交換を是とするもので、主に欧米に多いスタイルです。
○特徴
- 会議などで、あえて相手と反対の立場を取って議論する
- 積極的に発言することが評価される
- 聞き手と話し手の双方が、情報を提供し合う
- 聞き手が話し手に異論を唱えても良い
孔子型
(韓国・ベトナム・日本・タイ・台湾・中国など)
孔子が弟子に講釈したように、序列を重んじて、目上の話を目下が聞くという、
アジア諸国などに広まっているスタイルです。
東西の思想的伝統が、今日のビジネスシーンに強く影響しています。
○特徴
- 会議などでは長幼の序を重んじて、目下が目上の話を聞く
- 話し手が主導権を握る
- 聞き手が話し手に異論を唱えることは、あまり評価されない
- 1人対1人の場で、密にコミュニケーションする
2 ローコンテクスト文化とハイコンテクスト文化
コンテクストは、文脈や背景という意味です。
ローコンテクスト文化
(オランダ・ドイツ・オーストラリア・カナダ・米国など)
言葉で伝えなければ何事も理解し得ないと考える、
古くから異文化交流が盛んな地域の文化です。
○特徴
- 白黒や善悪などの絶対的な価値基準を持つ
- 明確な表現をする
- 責任の所在は契約で決める
- 合意内容は文書化して保存する
- 業績を重視する
- 個人主義を尊重する
- クレームを受けた時、弁解する傾向がある
- 議論が本題から外れそうになった時、適当なタイミングで相手の話をさえぎってもOK
- 論理的な判断を重んじる
- 沈黙は気まずさを生む
ハイコンテクスト文化
(日本・タイ・インドネシア・韓国など)
島国など、交流が少なかった地域の文化で、
周りと共有する情報が多く、あうんの呼吸も可能。
○特徴
- 善悪などの価値判断は相対的なものだと考える
- 曖昧な表現をする
- 責任の所在は取り決めではなく、暗黙の了解で決められる
- 合意事項を文書化しない
- 情を重んじる
- 集団の和を大切にする
- クレームを受けたら、まずは謝り、事実関係は後で確認する
- 特に、目上の人の話をさえぎることを失礼とみなす
- 物事の決定に感情を絡めることがある
- 沈黙は悪いことではない
3 単一的文化圏と多元的文化圏
単一的文化圏
(カナダ・ドイツ・英国・オランダ・中国・アメリカなど)
物事をはっきり決めて、それを厳守することを理想とします。
※中国:仕事については単一的
○特徴
- 約束の時間や、期日に厳格
- 時間を厳守する
- 物事は1つずつ順番に処理する
- 公私の人間関係をはっきり区別する
- 個々の職務責任を明確に決めている
多元的文化圏
(日本・インドネシア・ベトナム・韓国など)
曖昧なくくりの中で、柔軟に物事を変化させていきます。
※中国:時間や人間関係について多元的
○特徴
- 時間や期日は絶対的なものではなく、1つの目安だと考える
- 物事を予定通りに行うかは状況次第だと考える
- 複数の仕事を同時に進める
- 仕事とプライベートの境界が曖昧
- 個々の職務責任を明確に決めていない
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