1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
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ここで挙げる例は、相手を頭ごなしに否定するニュアンスが伝わってしまう言葉で、
口癖のようによく使っている人も少なくありません。
無意識に相手の考えを否定することは、
自分の考えや価値観が絶対正しいという思い込みの表れです。
つい使ってしまっている人は要注意です。
嫌われがちな話し方①
- いや、それは~
- そうではなくて
本来であれば、
- ええ
- そうですね
と肯定的な言葉から始めるべきところでも、
- いや、それは~
- そうではなくて
と否定から入るのが口癖になっている人は少なくありません。
明らかなハラスメントではないため、周囲もわざわざ反応しませんが、
言われた側は心に引っかかりを感じるため、
『この人と話すたびに嫌な感じがする』と思われています。
ビジネスの世界では、どちらが上かにこだわり、
常に自分が相手よりも優位に立とうとする人が少なくありません。
そのため、無意識のうちに
- いや、それは~
- そうではなくて
と相手を否定し、自分が上だと誇示したくなるため、ついつい出てしまう言葉です。
嫌われがちな話し方②
どうしてそうなるかなぁ?
この言葉の前提には、自分が正しくてあなたは間違っている。
という潜在意識があります。
そのため、
『どうしてあなたは正しくないやり方をするのか?』
と、あからさまな言い方は控えつつ、問い詰めています。
しかし、部下には部下なりの考えがあるはずです。
それを何も聞くことなく一方的に否定してしまうのは、
自分が主導権を握っている気分になりたいだけです。
嫌われがちな話し方③
・普通はこうするよね?
『普通はこうするよね?』
『普通はそんなことしないでしょ』
といった言い方は、正しさの押し売り表現です。
ここで言う『普通』は、あくまで自分の世界での基準でしかありません。
それにも関わらず、それを絶対的な正しさとして相手に押し付けており、
自分が正しくて、相手が間違っているという前提があります。
しかし、価値観は人それぞれですし、世界共通の普通は存在しません。
多様性を尊重する時代ですので、『普通』という言葉は、
禁句と考えるようにしましょう。
嫌われがちな話し方④
・自分が若い頃は~
『自分が若い頃は、会社のために遅くまで働いたもんだよ』
『自分が若い頃は、休日出勤なんて当たり前だったよ』
と昔自慢をする上司はよくいます。
これも
『自分達の世代は、お前達よりも優れてるんだぞ』
と示して主導権をとっているつもりですが、
そんな話をしても、若い世代の人たちが感心してくれるはずがありません。
特に働き方については、法律で長時間労働が禁じられている今、
残業や休日出勤の多さを自慢しても逆効果になります。
敵を作らないために心がけたい話し方のポイント
①日頃から意識的に肯定的な言葉を使う
部下から報告や提案を受けたら、『いいね!』と返すことを口癖にしましょう。
実際は修正が必要な内容であったとしても、まずは相手を肯定することが大事です。
口癖にしていくためには、職場以外でも実践することで身についていきます。
家族との会話においても、夫や妻、子供が話すことに対して、
『いいね!』と返すことを習慣化しましょう。
②人を観察し相手の行動を認める話し方をしよう
『取引先に対して●●でのアプローチの仕方は良いね』
『資料で工夫した●●の部分、良いね』
など、観察し良い部分を認めて伝えることで、
部下は、『ちゃんと自分を見てくれている』と自己肯定感を持つことができます。
ただ単に、『すごいね』『さすが』
と褒めて持ち上げるだけでは効果はありません。
部下からすれば、
『何がすごいのか、本当に分かってるのか?』としらけてしまうだけです。
それよりも、
具体的な行動を認められたほうが、部下は嬉しく感じてくれます。
③反応がいい人になろう
部下から『ちょっといいですか?』
と声をかけられたら、身体を相手に向けて、視線を合わせ、
『どうしたの?』と答えましょう。
これが反応のいい人です。
反応を良い形で返すことで、部下は、自分は尊重されていると感じます。
一方で、パソコンの画面を見たまま、
『何?』と返すだけの人は、反応の悪い人です。
この反応では、部下は
『私に関心がないんだ』
『自分は軽んじられている』
と感じてしまい、相手を傷つけます。
小さいことに思えますが、反応の悪さが積み重なると、人は離れていきます。
挨拶にしても、部下が元気良く笑顔で
『おはようございます!』
と言ったのに、上司は部下に目も合わせず
『ああ』と、素っ気無く返すだけだったら、部下は嫌な気分になります。
そのような状況が続けば、
『もうこの人とは働きたくない』
と思われても仕方ありません。
挨拶は年齢や役職が上の人から積極的に行ない、
周りに歩み寄ることで心の距離を縮めることができます。
また挨拶をしながら相手を観察することで、
『今日は元気がないな』
などといった変化にも気づきやすくなりますのでおススメです。
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